2013年9月4日水曜日

フランシスコ教皇の呼びかけ 祈りと断食

9月3日聖ピオ10世教皇 祝日 



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9月3日は聖伝のカレンダーによれば、聖ピオ10世教皇の祝日となっています。現在は聖グレゴリオ1世教皇教会博士の祝日となっています。



Pius PP. X、1835年6月2日生まれ - 1914年8月20日逝去
ローマ教皇(在位:1903年8月4日 - 1914年8月20日)





聖ピオ10世教皇が亡くなる前、大戦争を予感していましたが、案の定、第1次世界大戦が勃発しました。サラエボでセルビアの青年による皇太子暗殺事件が6月に起き、次々と同盟国が宣戦布告をし第1次世界大戦へと向かっていきます。教皇はその後、8月15日になると病いに倒れ、19日に気絶をし20日未明に亡くなられました。心労が重なったことによる悲しみの逝去でした。



さて、教皇フランシスコがシリアにおける戦争がより拡大することを恐れ、9月7日に信徒にお祈りと断食を呼びかけています。皆様のお祈りと断食の犠牲をお願いいたします。
http://ja.radiovaticana.va/articolo.asp?c=724939



今、中東が火種となってふたたび世界大戦に突き進むのではないかという危機感が世界的に醸成されています。専門家によれば、シリアへのアメリカやイギリスの攻撃が地域戦争へとつながり、ロシアや中国との直面で第3次世界大戦へとつながる可能性があるそうで、危険な宣戦布告をしています。(関連記事



ドイツなどの欧州は反対の姿勢を示しているそうですが、日本の安倍首相はアサド政権を批判する米国追随の発言をし、戦争を支持するかのようなコメントをしています。



いったん戦争が起き、取り返しがつかない状況になれば、シリア内の紛争が地域戦争へと拡大していき、最終的にアメリカと敵対する国々から日本も攻撃の対象となっていくでしょう。ロシアや中国・北朝鮮などから無慈悲な攻撃にさらされることになるでしょう。



また、個人的に気になることに関して、19世紀メーソンの教皇と言われたアルバート・パイクの予告によれば、「第3次世界大戦はシオニストとアラブ人との間に、イルミナティ・エージェントが引き起こす、意見の相違によっておこるべきである」なのだそうです。フランス革命やアメリカの建設などフリーメイソンがかかわっていることが知られていますが、このような戦争も彼らによって引き起こされるのでしょう。



どうぞ、皆様の一人一人のお祈りと犠牲をお願いします。お祈りと犠牲がなければ天主の御怒りは沈められません。ファティマの聖母はロザリオの祈りを毎日唱えるように促し、秋田の聖母は私たちに多くの犠牲を要求しています。人類は取り返しのつかない状況に進んでいるからこそ、私たち一人ひとりの犠牲とお祈りがどれだけ貴重なものでしょう。少数のために天主は願いを聞き入れてくださることを、私たちはあのアブラハムの懇願から学んでいるはずです。ソドムとゴモラの町を罰しないように50人の正しい人がいるかもしれないので滅ぼさないでほしいという願いは、最終的に10人の正しい人という条件で折り合いがつきました。



カトリック信徒は、特別に天主から愛され、それぞれの使命を果たすように招かれています。今このときこそ、私たちはシリアで迫害に合う信徒のために、そして戦争によって難民となって苦しんでいる多くの人々のために、より多くの祈りと犠牲が求められているような気がします。



教皇様と一致して、祈りと断食の犠牲を通して、償いをいたしましょう。



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