2013年10月16日水曜日

再び戦闘は始まる-聖ピオ10世兄弟会

カトリックファミリーニュース



John Vennari氏(カトリックファミリーニュースの編集者)のレポートに、「聖ピオ10世会のフェレー司教が、フランシスコ教皇に対して正真正銘のモダニストと形容した」記事が上がってきました。


これで聖ピオ10世会は、自らの危険な立場を解放し、再び異端的な公会議教会を糾弾することになりそうです。フェレー司教は、いかなる合意からもSSPXが守られたことを天主に感謝しました。


Bishop Fellay on Pope Francis - “We have in front of us a genuine Modernist!”


記事によれば、ついこの間の10月12日、「教会の現状は全くの惨事であり、現在の教皇は1万倍も悪くさせている」 とフェレー司教が警告を発しました。10月11日から13日のカンザス都市で開かれたアンジェルス出版カンファレンスの演説での発言です。

ファティマの第3の秘密に関して、その物質的懲罰と教会の重大な危機の両方の明らかな預言について、12日の土曜日の午後に、大々的な講演を行いました。

シスタールシアの言葉を取り上げ、第3の秘密の内容知りたければ、黙示録の8章から13章 を読むべきであること。また、天主が私たちに与えてくださった救済手段、ロザリオと汚れなき御心への奉献であることを、フェレー司教は話されました。



個人的感想

実務合意を目指していたフェレー司教とそのアシスタントは、ようやく目を覚ましてくれたようです。ローマが伝統に回帰したという夢想は、やはりたんなる夢でしかなかったのです。ウィリアムソン司教がおっしゃったように、また追放されたジルアード神父やパイファー神父がおっしゃったように、ローマは何も変わっていないのです。新しい教えを広める第2バチカン公会議はスーパー異端であり、公会議教会は本物の教会ではない(SSPX創立者ルフェーヴル大司教の発言)のです。

多くの司祭とウィリアムソン司教を会から追放し、実務合意に向けて舵を切っていたSSPX幹部は、公会議教会は本物の教会ではないということ、第2バチカン公会議は輝かしい成功であったと主張したり、修道会から特別形式のミサを制限するように働く教皇から離れるべきであることを決断しました。

ウィリアムソン司教によれば、ローマは汚水溜めです。おぞましい場所に変質しました。私たちは、聖職者の性的虐待を忘れてしまったのでしょうか?イエズス会の司祭であったマラキ・マーティン神父は、このことについて告発しています。

ローマでは1963年にサタンの戴冠セレモニーが行われた、と。その時代に思い出すことと言えば、教皇パウロ6世が「教会の中に入ってきた悪魔の煙」というあの陰鬱な言葉で表現しているそれのことだと思われるのです。

さらに、司教や司祭の間で悪魔的な小児性愛事件(儀式や行為)が、イタリアのTurinやアメリカのSouth Carolinaなどで報告されていました。

このことからわかるように、ローマ公会議教会では、私たちが想像する以上のおぞましいことが起こっていたのです。ウィキペディアによれば、執筆家でもあったマラキ・マーティン神父は、17冊もの小説とノンフィクションを発行しており、いづれもカトリック教会(いわゆる第2バチカン公会議以降の公会議教会)を批判しています。自身も、金銭と時間が許せば、ゆっくりと読んでみたいなと思います。

マラキ神父の友人であったある司祭は、 カトリック教会内にある常軌を逸した組織の秘密を暴こうとしたために殺されたのではないかと、マラキ神父は考えているようです。ルシフェル崇拝者による犯行であったという内々の情報を持っているとラジオショーで主張していました。


このような汚水溜めとなったローマに戻れば、間違いなくSSPXは汚染されていたことでしょう。残るは、捨て去られたSSPX残滓の司祭たちが、SSPXを継承していたことでしょう。

しかし、今後はどうなるのでしょうか? SSPXは分裂したままです。実務合意に向けて目障りで追放もしくは退会を余儀なくされた司祭を、今のSSPX幹部が回復させるための準備をしてくれるでしょうか?

ぜひ、そう願わずにはいられません。

+キリエ・エレイソン+


追記

この記事から、新たなブログをスタートさせます。今まではココログで大変お世話になりました。が、とても扱いにくい仕様でした。記事を書くのも、読者にとって不都合のないようにHTMLを駆使しなければならず、大きな問題を抱えていました。

過去記事をココログからブロガー(BLOGGER)に移すときに、仕様が異なることによる読みづらさがあるかもしれません。また、ブログの背景などサイト全体の装飾やリンクなども定まっていないので、しばらくは工事が続きます。ご迷惑をおかけしますが、ご理解のほどよろしくお願いします。




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