アイルランド ノックの聖母(沈黙の聖母)
沈黙の聖母の御出現で知られるアイルランドですが、この夏にアイルランドを聖母の御心に奉献する運びとなりました。2013年8月15日に奉献が行われる予定です。
この奉献に先立ってカトリックの一般信徒のグループの働きかけがあったそうです。手紙を聖職者高官に送ったり、活動を行って聖母の奉献をするように働きかけた結果、聖職者が信徒の力を借りて、バチカンを励ますことになるだろう行動に出ることを決意したのかもしれません。
ポルトガル、アイルランド、フィリピンなどで行われるこのような聖母への奉献を、教皇フランシスコが全世界のため、全司教と一致してロシアを奉献することができますように。また、日本の司教団も一致して、聖フランシスコザビエルのように日本を聖母に奉献する、その時がきますように。
なお、8月15日のミサの司式はアーマー州(Armagh)の大司教補佐Eamon Martin大司教が、Seán Brady枢機卿とアーマー州の大司教そして、アイルランド全司教とともに司り、奉献を行います。
沈黙の聖母(Knock)について
1879年8月21日、雨が降り注ぐ木曜の午後、ノックの小さな村の洗礼者聖ヨハネ教会の南の壁側に立つ聖母・聖ヨゼフ、洗礼者ヨハネが年配の婦人によって目撃される。壁の中央にはシンプルな祭壇があり、その上に羊がたたずんでいた。天使はその羊を囲って空中を舞っていて、数時間その光景は続き、神々しい光によってつつまれていた。
1880年1月6日と2月10日にも同様の出現があった。聖母は神々しい光に包まれ、長いガウンの服をお召しになられており、頭には光り輝く冠をかぶり、額には黄金のバラがあった。聖母の御手は肩よりも高く上げられ、右側に聖ヨゼフが、左側には洗礼者ヨハネが立っておられた。その左側に大きな十字架とともに祭壇があり、十字架の足元に羊が、その周りに天使が崇拝のために十字架を囲っていた。
初めの御出現から10日後にはすでに奇跡が起こった。生まれた時から全聾の若い女の子が、すぐに癒された。1880年の終わりごろには、300人もの治癒が教区司祭のダイアリーによって記録されている。
また、ご出現から3年目には、カナダトロントのリンチ(Lynch)大司教は、自らの治癒と司教区の信徒の治癒の奇跡を感謝して、巡礼を行った。
参考記事
アイルランドを聖母へ奉献
Lessons From Our Lady Of Knock CatholiCulture.org
+天主の平和+
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