シリ枢機卿に関するFBIの元コンサルタントの情報
ファティマの聖母の預言と関連性があると思い、FBIの元コンサルタントの情報と、アシジの聖フランシスコの預言について書かれた本の一部を以下抜粋しました。
元FBIのコンサルタント:ポール L. ウィリアムズの著書
The Vatican Exposed: Money, Murder, and the Mafia: Money, Murder and the Mafia
Wikiによれば、Drew大学で神学修士号と博士号を取得し、10冊の著書を残す。またテロリストとマフィアの犯罪組織に関するFBIのコンサルタントとして7年従事していた。
10冊の著書のうち、上記「The Vatican Exposed:~」には、バチカン内部の不穏な動きについて記述している。(pp.90-92)
1954年、バチカンの新聞L'Osservatore Romanoの編集者Count Della Torreは、[教皇]ピオ12世[アンジェロ枢機卿]に対しロンカッリの共産主義への共感について警告した。Black Nobilityの他のメンバーも似たことを伝えた。
ロンカッリ(後のヨハネ23世教皇)はFBIやCIAの注意から逃れることはなかった。当局は彼に関することと、(未来のパウロ6世である)高位聖職者ジョバンニ・バッティスタ・モンティーニも含め、バチカン内の他の進歩主義者らに関する分厚いファイルの蓄積を始めた。
【訳者注:Black Nobilityとは、教皇の統治や教皇庁の管理職に就くなど、ローマ教皇と結びつきを強めた貴族の家系を指して使われるようです。教皇ピオ12世も貴族出身で、エウジェニオパチェッリ神父時代、父親と同じように法律の方面でバチカンを支えていました。】
[・・・]
ピオ12世は枢機卿ジュゼッペ・シリを後継者として指名した。シリはもっぱら反共産主義者で、教会の教義については妥協しない伝統主義者、かつ腕の立つ官僚だった....
1958年[10月26日]、新しい教皇選出のためシスティーナ礼拝堂は閉められ、不可解な出来事が明るみに出た。3度目の投票で、FBIの情報によれば、シリが必要(投票)数を獲得し、グレゴリオ17世教皇として選出された。新しい教皇が選ばれたことを知らせる礼拝堂の煙突から白い煙が出た。バチカンラジオ(Vatican radio)のpm6時に喜びのニュースが放送された。アナウンサーは「煙は白です…これは疑いありません。教皇は選出されました。」と言った。
しかし、新しい教皇は現れなかった。煙は白かったのかグレーだったのかという疑問が起こり始めた。そんな疑問を抑えるために、コンクラーベの秘書の高位聖職者サンタロ(Santaro)が、報道機関(バチカンラジオ)に対して、煙は実際白で、新しい教皇が選ばれたと伝えた。しばらく待ち続けた。晩になるころにバチカンラジオは結果は不確かであることを伝えた。1958年10月27日、Houston Postのヘッドラインに「4度の目の投票で教皇選出に失敗、煙のサインの取り違えで誤報を引き起こす。」と出た。
しかし、報道は有効であった。4度目の投票では、FBIのソースによれば、シリは再び必要得票数を得て教皇位に選ばれた。しかし、フランスの枢機卿たちは、鉄のカーテンの向こう側で、広範囲の暴動と有力な司教らの暗殺を引き起こすだろうと主張し、結果を無効とした。
枢機卿(シリ)は暫定教皇としてフレデリコテディシニ(Frederico Tedischini)枢機卿を指名(opted to elect)したが、病気がちでその地位を受け入れなかった。
最終的に、3日目の投票で、ロンカッリが必要な援助を受けてヨハネ23世になった・・・
アシジの聖フランシスコの預言
また、アシジの聖フランシスコについて書かれた本で、バーミンガムの司教ウィリアムベルナルドの認可を受けている「Works of the Seraphic Father St. Francis Of Assisi」(出版社:R. Washbourne, 18 Paternoster Row, London.)という作品の頁248から頁250にはこうあります。(リンク先、英語で読めます)
チャプターⅩⅢ
聖人(アシジの聖フランシス)は教会内における大きな分裂と試練を預言する
聖なる父(聖フランシス)の死の直前のわずかな時間の間に、彼は子を招き寄せ、来たる困難について警告した。曰く、「勇敢に振る舞いなさい、私たちの兄弟よ、勇気をもって、神に信頼を置きなさい。その時は速く迫っていて、大きな試練と苦難があるでしょう。霊的にまた俗世の両方において、混乱と争いがあふれ出すでしょう。多くの慈善が冷淡となり、邪悪な意志である悪意が増えるでしょう。悪魔は非凡な力を持ち、私たちの会やその他(の会)の汚れのない純粋性は大いに曇らされ、忠誠心と完全無欠の愛を持って、本当の統治者かつローマの教皇に従うクリスチャンはほとんど見いだされないでしょう。この試練の時に、1人の人物が、正統に選ばれずして、教皇位に上げられる。不正によって、彼は多くの者を誤りと死へ引きずり込む努力をするでしょう。それから、スキャンダルな事件が積み重なり、私たちの(修道)会は分裂させられ、その他は完全に破壊されるでしょう。というのは、彼らはそれに抵抗せず誤りを受け入れるでしょうから。人々や宗教また聖職者の間で、意見の多様性と分裂があるので、時が短くされないかぎり、福音の言葉によれば、このような大きな混乱の中で、神の大いなる慈愛による特別な導きなくしては、選ばれし者でさえ誤謬へと陥るでしょう。
それから、私たちの生活の規範や生き方はある者たちによって暴力的に否定され、恐ろしい試練が私たちのもとにやってきます。信仰のうちに生きる人々は命の冠をいただきますが、自身の属する会にばかり信頼を置き、熱意を失った者たちには災難が降りかかるでしょう。というのは、選ばれた者であることを示すために許された誘惑を、彼らは支持することはできないでしょうから。(,for they will not be able to suport the temptations permitted for the provinig of the elect.)
熱意を保ち、愛の徳を実践し、そして真理を渇望する人々は、反逆者や分裂者であるかのように被害と迫害を被るでしょう。なぜなら、悪霊によって促された迫害者らが、神への大いなる奉仕をもって地球上からそのような邪悪な者たちを滅ぼすのだと言うでしょうから。しかし、主は苦しむ者の避難所であり、主に信頼を置く者たち全てを救われるでしょう。そして、彼らの頭であるように、彼ら選ばれた者たちは、敢然と行動し、その死によって自らのために永遠の命を獲得するでしょう。人ではなく神に従うことを選ぶことで、彼らはなにも恐れず、嘘と背信に同意するよりは朽ちることを望むでしょう。ある者は真理について口をつぐみ、ある者はそれをかかとで踏みにじり否定するでしょう。生命の成聖は侮蔑され、外見上それを公言する者でさえそうするでしょう。その時に、主イエズスキリストは本物の司牧者ではなく、破壊者を送られるでしょう。」
補足
管理人は上の情報をセデバカンティストのサイトで確認しましたが、自身はセデバカンティストではないということをここに付記しておきます。
教皇が、たとえカトリック的でない発言と行動を取ったからと言い、偽教皇であると判断することは個人的に差し控えたいと思います。仮に教皇が教皇でないとしても、それはカトリック信徒個人が決めることではなく、カトリック教会が最終的に判断することであるという考えに基づくものです。ただし、破壊者がやってくるということは否定しません。カトリック信徒一人一人が、自分の信仰を守る時が来ていると私は思っています。
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