2013年4月13日土曜日

秋田の聖母とファティマの聖母

秋田の聖母の警告とファティマの聖母の警告


個人的な感想になりますが、聖母の御出現に関して考えてみました。


秋田の聖母は、私たちに大切な警告を残してくれました。
御告げを受けたシスター笹川は、聖母と3度お会いしました。
1度目は、「教皇、司教、司祭のためにたくさん祈ってください。」ということでした。


2度目のご出現では、御父のお怒りをやわらげるために、罪人や忘恩者に代わって苦しみ、貧しさをもってこれを償う霊魂を、御子と共に望んでいることを告げました。


3度目は人類に降りぐであろうば災難を警告しました。


いづれのメッセージも一つの重要な流れの中にあることがわかります。
教会に奉仕する聖職者も悪魔の誘惑によって、攻撃を受け、教会は妥協するものたちでいっぱいとなり、たくさんの霊魂が失われることを聖母が嘆いています。教会の外だけでなく、中からも教会は攻撃を受けているのです。


教会がおかしくなってしまっては、世俗の人たちは唯一の救いの箱舟にどうしてすがりつくことができるでしょうか。教会内で蔓延る罪に、元教皇ベネディクト16世は苦しみましたが、これでは、教会から信徒が去っていくのみならず、求道者も減少してしまうでしょう。すでに、教会の現状は崩壊的です。必然的に、多くの魂が危険にさらされている状況です。


天主はほんとうは天罰を下したくないけれど、私たちの生きる自由主義・近代主義は天主を悲しませているので、天罰は避けられない、時間の問題のようです。天主の御怒りを和らげるために多くのお祈りと償いが必要ですが、どんなにお祈りしても、どんなに犠牲をささげても、取り返しのつかない状況が差し迫っている、そのような危険を感じるのです。


カトリック信徒ではない人とお話をしても、この時代は罪が蔓延り、終末が近いようだというくらいです。メディアが、ノストラダムスの予言やら、ブラジルの預言者だとか煽っているというのもありますが、世界各地の異常気象、原発利権、国民の声を無視した圧政が現実と化しているの目の当たりにして、天罰を受けてもおかしくない終末を迎えているのかもしれないと思っているのだろうと思います。


ファティマの聖母は、この人間の罪深さを嘆き、一人でも多くの人を救いたいという思いで、誤謬を振りまくロシア(当時ルシアはロシアが何かを知らなかった)を聖母の御心に奉献するように、修道女ルシアを通して長上に伝えるように告げられました。


しかし、そこに付された条件があまりにもバチカンの意向にそぐわないのでしょう。いまだに実現していないという立場を私は支持ます。

ファティマの教会
Our Lady of Fatima Church



その後に訪れるはずの一時的な平和は訪れておらず、世界中でキリスト教徒の迫害は続いています。特に中国やロシアでは「カトリック」の布教は認められておらず、中国においては地下教会への迫害が続いています。残念ながら、ロシアの奉献はなされていないという風に考えた方が現実的です。


バチカンは第3の秘密はすべて公開したとして幕を下ろしました。これは教皇庁がファティマの聖母の声を完全に封じたことを意味し、バチカンのとった態度は、残念ながら神の怒りをもたらす契機にもなるでしょう。


1960年前に公表されるべきとの聖母の警告を無視したあげく、第3の秘密を全世界に公開せず封印して幕を閉じたバチカン長上の判断は、間違った選択をしてしまったでしょう。




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