2014年4月1日火曜日

教皇ピオ(ピウス)12世の取り成しと思われる奇跡

教皇ピオ(ピウス)12世と思われる奇跡が調査されて数年

2011年の古い記事です。


マリアとウンベルト
教師であったマリアが、致死率の高い白血病の一種バーキットリンパ腫と診断され、身ごもった子も大きな危機にさらされていました。夫ウンベルトは、2005年に亡くなったヨハネパウロ2世にお祈りと仲介を求めました。すると、夢の中で、ヨハネパウロ2世が現れたのですが、彼はある写真を見せて、「この方なら応えてくれるでしょう」と仰った。その方にお祈りを求めると、最終的には完治したというストーリーです。その方とは、教皇ピオ12世です。

ただ、その後の経緯がどうなったのかわかりません。聖徳の誉れ高い教皇ピオ12世の、いち早い列聖を待ち焦がれます。

近代以降、教皇で聖人の位に上げられたのは、ローマ・ミサ典礼を保護した聖ピオ5世と、回勅「パッシェンディ」で近代主義を批判した聖ピオ10世のみです。

昨年の情報によれば、今年、教皇ヨハネ23世とヨハネパウロ2世の同時列聖が行われます。ヨハネ23世に関しては、奇跡の認定がありませんが、列聖の運びとなっています。




Possible Pius XII Miracle Investigated


EWTN News-

Maria Espositoは、致命的な癌(がん)から命を救ってくれたと信じている男性「ピオ12世教皇」について、教会と社会に説明するため、ローマへとやってきました。

「このことを確信しています。私の治癒は恩寵であり、教皇ピオ12世とその取り成しによるものです。わたしは聞き入れられました。お祈りを通してわたしたちは聞き入れられたのです。私たちの多くがです。」と、42歳の教師がEWTN Newsに応えました。

ローマ市長の支援も取り付けたアイデアである戦時の教皇に捧げられた記念館(museum)の創設を公にサポートするため、夫妻は、イタリア南部ナポリの沿岸にある町カステッランマーレ・ディ・スタービアの自宅から、ローマへやってきました。


教皇ピオ12世は1939年即位、亡くなる1958年まで在位しました。マリアが、2005年7月、白血病の一種であるバーキットリンパ腫と診断された後、マリアと夫ウンベルトの人生で初めて彼(教皇ピオ12世)と関わりがありました。


ウンベルトは言いました。
「妻が病気であり続けるのを見て、私は、2005年4月2日に亡くなったヨハネパウロ2世にお祈りを始めました。」

「ある夜、彼が夢に現れて、言いました。彼は何も話しませんでした。けれども、教会と聖人たちの肖像のある複数のカードを私に見せ始めました。その後、彼はある写真のところでとめました。そこには、小さな帽子と黒いチュニックを身に付けた黒い服装をした神父がいました。メガネを付けてほっそりしていました。」

「そして、そこで止まって、彼は言いました。『この男性に頼れば、応えてくれるでしょう。』と。」

ウンベルトはその人物が誰なのか、2週間後に母親が教皇12世の記事のあるカトリック機関誌を携えてやってくるまで、知らなかったと言いました。

「教皇の顔写真を見てすぐに、マリアに言いました『ヨハネパウロ2世が指したのはこの方だよ。彼に取り成しを願い、お祈りをしよう。』」

夫妻は、その時から症状が良くなったと言いました。たった一つの化学療法に従って、癌が完全に無くなるまでになりました。

ウンベルトは言いました。
「最初のかかりつけの医者とお話しし、これは奇跡かどうかを尋ねると、『No,no,no、このことについて話すのはよしましょう。』と言いました。」

「かれらは、そういったことを信じませんから」と、マリアは付け加えて言いました。

治癒はピウス12世と認められるので、奇跡の提起がよりいっそう議論の的となります。批評家は、ナチスのユダヤ人迫害に対して教皇が反対の立場を取らなかったことに対して、非難をしています。(ピウス12世)教皇の支持者たちは、ローマだけで5000人のユダヤ人の命を助けたとして、その非難を強く否定しています。

奇跡の申し立てが教会によって調査されて、教皇ピオ(ピウス)12世が家族の人生をより良いものに変えてくれたと、夫妻は確信しています。

「たとえ、それが私の妻を救ったピオ12世による奇跡でなくても、私の心の中では、その奇跡はピオ12世によるものです。そして、私たちを再び宗教に回帰させてくれたのです。」とウンベルトは言いました。

「私たちがカトリックではなかったというのは事実ではありません、しかし、私に関しては、例えば、散発的に教会に行くだけのものでした。少しお祈りをするだけでした。この出来事の後、私たちはミサを欠かしたことは決してありませんし、毎朝、ともにお祈りを捧げています。」



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