イリノイの中絶クリニックの案内役としてボランティアをするシスター
2009年10月23日金
ドミニカン修道会のシスターがよくイリノイの中絶施設に行き通うのが目撃されている。
中絶をしないようにお祈りをしてくれている、ないしは中絶を考えている女性のカウンセリングをしているのだと考える人がいることでしょう。しかし、そうではなく中絶クリニックの案内のボランティアだったのだ。
地方のプロライフ運動家(中絶反対)は、シカゴのThe Chicago Tribune(新聞)に掲載された写真を見て、中絶に支持を表明しているシスター Donna QuinnがACU健康センターの案内役だったと知ったと主張する。
地方プロライフのジョン・ブレイ氏は「何度も電話をしたが、彼女は取り合ってくれませんでした」とLifeSiteNews.comで語っている。「それは(紛れもなく)シスターです。」
11年プロライフに関わったAmy Keaneは、シスターQuinnは少なくとも6年間エスコート役を務めていたと証言している。ある婦人がクリニックに入ろうとしているときに、修道女Quinnがプロライフ活動家に向かって大声で叫び始めた出来事について語った。
「Quinnはとても怒っていて、皆に聞こえるように『ほら彼らを見て、婦人と関係を持とうと話しかけてるわ。』と。とても怒っていたので、不意を突かれました。」
彼ら(プロライフ活動科)はとても平和的で、修道女と活動する人たちの間で目立っていませんでした、とKeaneは言う。
「カトリック信徒の私たちにとって、修道会の会員がそのような露骨な(エスコート役)活動をしているのは、とてもがっかりです、本当に。シスターが妊娠中絶に積極的に関与しているのです。とても心穏やかではありません。」と、Keaneは言った。
Donna Quinn修道女は、シカゴ付近で合法的な中絶やその他リベラルな問題の支持者として知られている。
1974年、シスターはシカゴカトリック婦人協会を共同設立し、フェミニストの立場から2000年に解散するまでUSCCB(アメリカ司教会議)に働きかけていた。今では、極端にリベラルなAmerican Nuns「アメリカ修道女国家連合」(NCANは中絶・ホモセクシャル・避妊具・男性聖職者などのカトリックの立場に反対)の調整役として活動している。
LifeSiteNews.com (LSN)がQuinn修道女にコメントを求められなかったが、NCAN所属の Beth Rindler修道女は、Quinn修道女がいまだグループのメンバーだと証言した。そのグループは、制限のない合法的な中絶の支持、本質的に悪とされる中絶の教えに反対の立場に立つ。「女性を尊敬し、女性が道徳的な決定を下すことを信じているので、私たちは彼らの決定を尊重します。」と Beth Rindlerは説明した。
2002年、ハーバードディヴィニティスクールの宗教プログラムの婦人研究会の演説で、 Quinn修道女はカトリックの教えが道徳的でないとみなす経緯を語ったのだ。
「かつて私は言いました。これは私たちの教会です。それを変えていく仕事をするでしょう。なぜなら、教会を愛しているからです。」と。「それからこう言いました。この教会は道徳的でないと。もし、私がかかわっていくのなら、教会を変える仕事をする方が良い。ここ最近、私は、すべての宗教が性差別の観点で道徳的ではないと言っています。」
性差別こそ教会の邪悪の根源で、それゆえ世界の邪悪の根源なのだと主張し、それゆえ、女子修道会(the sisterhood)のためにドミニコ会に籍を置いているのだとQuinn修道女は言う。
Sinsinawa Dominican communityの修道会院長のPatricia Mulcaheyシスターは、LSNへのメール返信で、 Quinn修道女がボランティア活動を次のようにみなしていると伝えた。「抗議者による言葉の暴力に合った女性をお供すること。抗議者が暴力を振るわなければ、ここにはいないでしょう。」
Quinn修道女がカトリックの教えを支持しているとPatricia Mulcahey修道女院長は主張したが、Quinnのカトリックの教えに公の反対していることについてのコメントは避けた。
プロライフ活動連合のJoe Scheidler、Quinnが1982年にオフィスに連絡を取ってきたと言う。そして、Quinnと中絶賛成派がロー対ウェイドの記念日に、建物をピケ隊(デモ隊)で張り巡らせたのだ。
婦人の立場に立ち守ること、それが宗教の役割で、そして中絶の選択をさせることを彼女は主張しているのです、とScheidlerは彼女の最近の活動について語った。「カトリックの修道女に中絶クリニックの手伝いをさせることになるなんて、恐ろしいことが起こったものです。そこは本当に最低のところで、生きた子供を殺すための場所に女性を案内するのですから、結果女性の霊魂を破滅させるのです。」
「たとえ、子供の人間性を信じていなかったとしても、もちろんそれはあり得ないことですが、それでもわたしは、女性のために中絶と戦うでしょう。」とScheidleは語ってくれた。
「子供を失えば取り返しは尽きません。決して不可能です。」
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