2013年5月13日月曜日

5月12日見捨てられた者たちの聖母の祝日

5月12日 見捨てられた者たちの聖母 Our Lady of the Abandoned Ones



スペインのバレンシアは、オトラ・リーガ王者の異名を持つチーム・バレンシアを擁する人口80万人の第3位の都市です。



5月12日は、1885年に教皇レオ13世によりバレンシア都市の守護者と宣言された「見捨てられた者たちの聖母」の祝日です。



「見捨てられた者たちの聖母」の御像は特筆べき頼もしい奇跡がありました。



時代は15世紀にさかのぼります。見捨てられた子供たちの世話をするための施設を、ある信心会がバレンシアに建設しましたが、足りないものと言えば、精神的な支柱となる御像でした。



とある日、とってもハンサムな3人の若者(少年)が、避難所を求めて扉をたたいてやってきました。避難所の提供のお礼として必要な御像を彫刻することを申し出たのです。彫刻に必要な材料を調達し、3日間快適に仕事が進められるようにそっとしてくださいと言うことを3人の若者が求めてきたので、施設の人は快諾しました。



3日間、扉に鍵をかけたまま作業が続けられ、3日がたった後、ブラザーたちが他に何か必要なものがあるかどうか尋ねにやってきました。ドアには鍵がかけられ、求めに応じるよう要求しても誰も何も反応しませんでした。ついには、ドアを強引にこじ開けて中に入ってみると、3人は跡形もなく消え失せ、ただ部屋の中央に御像だけが残っていたのです。



「見捨てられた者たちの聖母の御像」に起因して数々の奇跡もたくさんありました。



1700年にはスペイン人修道士がバレンシアに行きそのレプリカをフィリピンへと持ち運びました。300年にもわたり、マニラの聖アンナ(Santa Ana)教会に安置され、崇敬されています。また、マリキナ( Marikina)やMuntinlupa City、Mandaluyong Cityなどのフィリピンの都市で、守護者としてあがめられています。



126_virgen_abandoned
126_virgen_abandoned_2




0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。

Related Posts Plugin for WordPress, Blogger...